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2021年6月21日月曜日

WordCamp Japan 2021 Online に参加して - DAY 2 - #wcjpn21 #WordCamp #WordPress

DAY 2 となる本日は、コントリビューターデイズになります。
タイムテーブルにあるように、本日は WordPress コア、 Learn WordPress、そして翻訳の3つについて、実際に手を動かして参加することで WordPress に対して貢献してみようという日です。

筆者は、翻訳について参加しました。

Day 2&6 翻訳: 「お世話になってるプラグイン・テーマを翻訳してみよう」



タイトルにあるように2日に分けての開催になります。
スタッフ入れて 30名近い人数が参加した模様。


翻訳については WordSlack の #translate, #docs で質問などしながら進めていく。
海外からの参加者もあり。

自己紹介 - 参加者が気に入っているテーマやプラグイン

事前に動画みた?



参考



注意事項
Stable と Development の2つがあるが、 Development はまだリリースされていないものになっており、基本的には Stableの翻訳をするのがよい。Development のほうはせっかく翻訳してもリリースのときに変わってしまって翻訳が無駄になることもある。またStable のほうと同じ翻訳内容があれば、Stableのほうを翻訳すると、同時に Development にも自動反映される。

Stableがない場合


たとえば、下記の事例の場合、
https://plugins.svn.wordpress.org/tweet-old-post/tags/9.0.2/readme.txt をみると、バージョン(Stable tag)に開発版 trunk を指定してるからだと思う。こういった場合には、Development を翻訳すればよいということになる(そういう開発手法を開発者がしているため)。

テスト環境

テーマやプラグインを翻訳する場合、どうしても動作を確認しないとどういう意味か分からない場合がある。そのため、Local 等のローカル環境を用意するのがよい。筆者は、MAMPを使ったWordPress を WP-CLIで自動インストールツール でインストールするのに慣れているため。

何を翻訳するか

あまり多すぎると終わらないので、100ぐらいのもので自らが使ったことのあるプラグインにすることにする。
が 100に近いぐらいなのでいい感じがする。基本的には BackWpup でバックアップしているが、手軽にDBのバックアップとリストアができることもあって、こちらのプラグインも併用している。のでこれを翻訳しようと思う。

承認された翻訳が 90% を超えると翻訳が適用されるようになる。
日本語への翻訳について承認されるためには、WordSlack の #requests に要請することになる。

すでに翻訳されている場合には、その翻訳情報も参考にして整合性を保つことも考えてもいいかもしれない。

翻訳前の状態

手持ち環境に翻訳するプラグインをインストール



メニューなどは英語の状態である。

翻訳してみて

意味のわからない言葉、たとえば missing だけの場合、???となるでしょう。
そこは References の▶ をクリックすることで、プラグインのどこの部分で使われているかの情報と実際のコードへのリンクがでてきてチェックすることができます。


これをみて


をみると、 passthru() 関数がなかった場合などに表示される missing を出すものだということになります。この場合には、「見当たりません」というのがよさそうな翻訳だと思います。

次のEvery も訳すのが難しい。
Every 1 Weeks なら毎週1回と翻訳できるが、Every だけだと毎 としてもおかしいし、これは訳せない。つまりは Every のままがよいということになる。


あとチャットで指摘された部分としては、下記の () 括弧の右側に半角(1バイト)空白が入っているので、翻訳後のものにもそれをいれておくこと!というもの。こういうところは気をつけないとうっかりすることがある。


時間中には 13 (残75)ぐらいしか翻訳できなかった。まぁ、このブログを書きながらということもある。oVice に入りつつ、そのまま継続して翻訳。

夕食を食べる 19時点で、58 (残30) までになりました。もう一息!!!
夕食を食べ終わってモクモクすること小一時間、19時52分でようやく翻訳完了


さっそくWordSlack で承認要請をしてみた!!



あとどうなるかは、今後ウォッチするということで、本日の翻訳作業は終了となりました!

その後翻訳レビューを受けて・・(2021年6月24日)




WordSlack の #requests チャンネルでいくつか指摘を受けたので紹介します。
レビューしてくださった nao さんありがとうございました!

また、本プラグインの日本語訳の PTE 権限を付与してもらったので、この翻訳は近いうちに反映されることになります。

  • 用語集との相違(→指摘の通り修正
    • フォルダ→フォルダー
    • クエリ→クエリー(ただ、MySQL 用語は「クエリ」かもなんですが… ここはご判断におまかせします)
  • その他
    • https://ja.wordpress.org/team/handbook/translation/translation-style-guide/
  • 1-4. 数字の前後には半角文字1字分のスペースは不要(また、日本語の単語の間にも不要です)
    • 指摘の通り修正
  • 2-3. “” (二重引用符) で囲まれた単語がドメイン名や関数名など英字の場合はそのままの引用符、日本語の場合は「」を使う
    • → '%s' ==> 「%s」としていたのを '%s' に戻す
  • 3-1. 自然な日本語になるよう、受動態はなるべく避ける
    • 指摘の通り修正(例. ◯◯は、修復されました → ◯◯を、修復しました)
  • Empty → 動詞の場合は「空にする」が良い気がします
    • 指摘の通り修正
  • Drop → Delete と区別するために、このコンテキストでは「ドロップ」がいい気がします
    • 指摘の通り修正(そう翻訳していて結構悩みました。途中からドロップするにしていたと思いますが、一部直していなかったこと、コンテキストのほうはドロップに変更)
  • With Regards, / Every → 実際に表示して確認してませんが、いきなり英語のままだと違和感があるかも?と思ったのですが、もし確認済みで大丈夫そうならそのままでも
    • Every 
      • View original in consistency tool の機能を使って「間隔」といういい訳があったので、こちらに変更しました。もともとは、Every 1 Week(s) = 意味としては 「1週間ごと」であり、1週間毎にバックアップするという目的でした。そのため、毎1週間 というのもおかしいため、間隔 1週間 のほうがいい役のため。となると Week(s) の訳も週ではなく週間となるので、そちらも修正
    • With Regards,
      • 日本語の敬具にあたる言葉で、日本語だと末尾にいれる。ところが英文だとこれに続いて名前などが入る。実際には
        With Regards,
        サイトの名前 管理者(Administratorの翻訳)
        となるので、
        ---
        サイトの名前 管理者(Administratorの翻訳)
        となるように、--- という翻訳にしておいた。

実際に反映された後にチェック



ダッシュボードの更新にある「翻訳を更新」するとめでたく、WP-DBManager の翻訳ファイルだダウンロードされました。


上記のように日本語になったわけですが、右図にある「データベースバックアップファイルを GZIP しますか?」は、直したほうがよさそうですね。これは、前に誰かが訳していたものです。しかしここは、「データベースのバックアップファイルを GZIP 圧縮しますか?」が自然な訳だと思うため、再度修正。またそのうち更新されることでしょう。

2021年6月21日 @kimipooh
2021年6月24日加筆

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