2023年5月27日土曜日

【大阪】Kansai WordPress Meetup@大阪『サイトの作り方 3種おさらい&祝☆誕生20周年』に参加して #WMKansai #WP20 #WP20JP

今回は、心斎橋にある株式会社ターン・アンド・フロンティアが会場です。

実は今回始めて「心斎橋」に行きました。
Meetup は午後からのため、せっかくなので観光したいなと思って少し早め(11時)に心斎橋へ到着。

早速、難波神社でお参りをして、

おすすめにあった大丸心斎橋店の黒船で「心斎橋はちみつファンク」を購入しようとしたら、保冷剤いれて1時間しかもたないといわれて泣く泣く断念。かわりにカステラを購入しました。

それから、おすすめにあった庵月へ。店の一番人気のおすすめ「花まめ羊羹」のハーフサイズを購入。ハーフサイズ 2000円とか高いが、妻が栗好きなので、ここは奮発せねば!半分だけど...

さてせっかくなので法善寺まで足を伸ばして、水かけをしようと思ったら、道頓堀を通過。道頓堀は観光客も含めて大賑わいでした。

さて気を取り直して、法善寺。無事水かけも出来ました。

とまぁ、1時間半ぐらいの時間ですが、いろいろ行くことができました。
昼食は少し仕事でメールする必要が出てきたので、マクドナルドによってそこで食べたのでした。12時ぐらいは割と空いていたのですが、店を出る13時過ぎはかなり混雑していました。


プログラム


WordPress Meetup Yakushima東京八王子千葉札幌香川徳島、福井等多数の会場(WordPress Meetup)と中継を繋いで各会場の各会場で主に司会同士で挨拶大会!
また世界中で同日、同時刻に開かれているとか。Twitterの #WP20 などをみると確かにって感じですね!

 関西の様子(Phoot by Ito

 東京の様子(Photo by Toda


 札幌の様子(Photo by Ben

関連ブログ


さて毎回ですが、下記からは筆者が理解した発表された内容をまとめたものです。そのため必ずしも発表者に意図どおりかは保証できません。また筆者の考えについては # 先頭につけています。

20年の振り返り by Naoさん



いつの間にか屋久島に移住されていた Naoさん。
これまでの懐かし話に加えて、今度 Meetup をどのようにしていけばよいのか、意見求む!という話で締めておられました。

#そういえば、筆者は10周年のときに登壇者として、「昔のWordPressをインストールしてみたよ!」(資料) という WordPress 0.70 から 3.0ぐらいまでどのように変化してきたのか、実際に動作させて懐かしもうという発表をしたものでした。

会場&Meetup 説明



自己紹介は一言程度。20周年グッズをもらいました。


AWS環境で運用しているWordPressでクラシックエディタ使っています by トレノケート 山下光洋さん




勉強会に初めて参加。2015年ぐらいに WordCamp に当日スタッフに参加申し込みしていたが、折り悪く都合が合わなくなって参加をキャンセルせざるを得なかったことが残念。2015年ぐらいに AWS を使い始め、そこから AWSを学んでいった。
そのような基盤側のシステムに詳しくなることで、構築コスト、パフォーマンス、セキュリティレベルを向上することができた。
そうしたことをブログに書き、これを利用して書籍なども出せるようになっている。

現状慣れているクラシックエディタを使い続けている。

WordPress を動作させるためには、標準的なサーバにデータベース(MySQL)があるだけでよい。しかし実際にはセキュリティ防衛、障害時対応、大量アクセスなど様々な不安定要素がある。そのため、WordPressのキャッシュ系プラグインを使っていたり、サーバーを二重化したりなど費用対効果を考えながらスケーラビリティを実現している。

また Media Cloud や CDNなどを使って、負荷分散をすることでアクセス数増大によるデータベースへの負荷を軽減している。

Cloudwatch(AWS)という機能をつかってクラウドの状況をチェックしている。さらにWAF(AWS)も有効にしている。このような機能をつかうことでサーバーそのものにはログを残さずに済んでいる。

質問:ブロックエディタに変えないのでしょうか
 Markdown を手軽に使いたいことため。
 いちいちブロックを作らないといけないのが面倒だから(マウス操作したくない)。

なぜページビルダーを使うのか? Elementorを使用する3つのメリットと制作例 by 中村 和磨さん



他のページビルダーより使いやすく安定しており、アドオンも豊富。直感的にページ編集できる。LPなどを手軽に作ることがができる。文字に一部光を当てる(文字部分が動画)など、そうしたアニメーションを加えることもできる(そうした保管機能もある模様)。

ブロックテーマでどう変わる?新しいWordPressのWebサイト制作 by つぶ(佐敷 亮太)さん



ブロックエディタとは


2018年12月6日の WordPress 5.0 から搭載された新エディター
ブロックを積み重ねるようにしてコンテンツをつくっていくエディタ
エディタとプロントエンド(公開側)と見た目が同じ
再利用ブロックによってテンプレートを使い回せるのがメリット

ショートコードを作るということが減った。
ショートコードで囲むことが減った

クラシックブロックがあるので、クラシックエディタから移行しやすい
またSNSのリンクを貼り付けると、自動的に埋め込み的な表示になる
ブロックごとにHTML編集も可能

2021年7月20日の WordPress 5.8よりウィジェットでも使えるようになった。

クエリーループブロックが有能
 特定のカテゴリーやタグ、選択した固定ページのみを夜に出すことが可能
 このパターンのいくつかは、https://ja.wordpress.org/patterns/ で公開されている。

左右で分割するカラムブロックが便利!
 スマホは上下に表示することも可能

カバーブロック
 シングルページやLPで有用

グループブロック
 複数のブロックをまとめる(複数のブロックを選択して右クリックしてグループ化)
 そのグループでフォントを一括変更したりなど操作が楽になる

ブロックエディタをお試し
 https://ja.wordpress.org/gutenberg/ でお試しできる(アクセスするとテストページでいじれる)

ブロックテーマとは


2022年1月25日に登場した WordPress 5.9で実装。
ヘッダーやフッター、アーカイブ、404ページなども含めブロックが使えるようになった。

まとめると?


テーマのレイアウトに縛られることなく作成できる。
細かなレイアウトまでノーコードで作成可能に。
便利な反面、全ページのレイアウトを確認するのに手間がかかる。自由すぎることが必ずしもいいとは限らない。

テーマのアップデートで子テーマの影響があったかもしれないが、ブロックテーマではそうした不安がなくなった。

国産ブロックテーマの紹介
  • unitone(Snow Monkey開発者)
  • X-T9(lighting 開発者)
  • Cormorant(オレインさん開発)
プラグイン紹介
  • Snow Monkey Editor
     管理者にはこのヘッダーを見せたいなど、ロール(権限)によってヘッダー、フッター、メニュー、ウィジェットの切り替えが容易に
  • Dynamic If Block
     条件分岐が容易に

ブロックエディター、ブロックテーマでメリットがある人


デザインは得意だけどコーディングは苦手
コーディングは得意だけど、プログラミングが苦手
エンジニアリングは得意だけどデザインが苦手(テーマが割りとよい感じのものがあり、ブロックをうまく配置すればそれなりのものができる)

ブラウザ上で WordPress が動くブロックテーマを使えるでもサイトあり!自由に使える
https://developer.wordpress.org/playground/demo/ (再読み込みすると初期化される)

告知:Kansai WordPress Meetup でもくもく会&情報交換会をやるのでよろしく!(関西大学梅田キャンパス)
6月25日 

質問:Elementor と ブロックエディタの違いは?

様々なブロックが使いやすいようにカスタマイズや準備されているものが、Elementorプラグイン。テーマのほうも用意されている。

質問:クラシックエディタで作成されたサイトをブロックエディタのサイトへ移行するには

ブロックエディタに対応したテーマにしてしまえば、クラシックエディタで作成されたものはクラシックブロックになっているので問題ないだろう。テーマは変更しないとどうしてもレイアウトやデザインが崩れてしまうおそれがある

質問:WordPress で作成して公開した場合、Google の検索結果に出てくるページタイトルが異なるのは何故か

ここは SEOに絡む話。Googleが有用である情報を推測して出すので、出してくれるような構成を WordPress 側でしておく必要がある。

# https://ts-smartplan.com/?p=14835 https://developers.google.com/search/blog/2022/10/introducing-site-names-on-search?hl=ja あたりなどにもそうした話はあるので参考にして修正する必要があるようですね。

質問:テーマは全部一から作成するのがいいのか、既存テーマを活用するほうがよいのか

ずっとそのテーマを更新される WordPress に対応していくコストもかかるし、クライアントにそのことの理解がないと難しい。そのため信頼できる既存テーマを活用するほうがおすすめ

質疑応答&スピーカー座談会


クラシックエディター&テーマから、ブロックエディタ&テーマへ変更する案件はしているか?


下記のような様々な話がでた

フルリニューアルという気持ちになる必要があるかも。
ブロックテーマまでしきれず、ブロックエディタのみにしている場合もある
使い方は異なるが、そこはクライアントに頑張ってもらう(オンラインレクチャーはする)
既存のものは変える必要はあるのか。その場合、テーマ更新されなくなるとセキュリティは大丈夫なのか

Elementor に関して多言語の場合、少し活かせていない感じにならないか


Googleフォントを利用するなどすると、それなりには整う。しかしアルファベットでの表示にやはり優位点はある

懇親会の様子


早い時間に終わったこともあり、久しぶりに懇親会に参加しました。

時間が早すぎる(17時台)のため、HUB に集合。 京都組+αと連れ立って「HUBって一箇所しかないよね?」など歓談しながら向かいました。運良くまとまって座ることができ、かなり長い間歓談していたかなと思います。

 HUB 心斎橋店にて
サワーとソフトドリンク飲み放題で600円は安すぎ!? 結構食べましたが、一人 2000円ぐらいでした。身近に高校の後輩がいたのには驚きました!


2023年5月27日 @kimipooh

2023年3月18日土曜日

【大阪梅田】Kansai WordPress Meetup『WordCamp Asia 2023を振り返ろう!』に参加して #WMKansai #Ashibinaa

 久しぶりに対面での Kansai WordPress Meetup ということで参加しました。
WordCamp Asia 2023は、折り悪く他のイベントが重なってしまい、参加できなかったため、その話を楽しみにしていました。もともと中止となった WordCamp Asia 2020 については、WordCamp Asia 2020 の会場に行ってみよう!で紹介していたように事前にタイに行く機会があったので会場の下見をするなど、準備万端にしていたのですけどね (^^;

さて本日は、グランフロント大阪 タワーC 16階 アールスリーインスティテュート 大阪本社オフィスで開催されました。非常にスタイリッシュなデザインのオフィスでした。参加者は30名以上いたように思います(参加登録は41名)。

   Photo by Horie (https://twitter.com/keikeisuke/status/1637002545435676672)

久しぶりにあった方々もいて、懐かしく思いながら歓談していました。

皆さん、久しぶりの対面なのでウキウキ感が伝わってきますね!インドネシア出身、カナダ出身の方も会場に来られた方が来られていて、またいろいろな職種の方もいるようでバラエティの富んでいるなとも思いました。


プログラム


関連情報

  • WordPress プラグイン「Elementor(エレメンター)」
  • GetGenie という AI プラグイン
    • SEO的なキーワードやタイトルをいれると、そこから記事を生成してくれる(日本語対応)
  • ChatWP(自分のブログを ChatGPTに学習させて回答させようという試み)

WordPress Meetup 説明


WordCamp Tokyo 2023は計画(2023年10月21-22日)されているとのこと。

WordCamp Kansai もやろうよ!というムードになっているとのこと!

WordCamp Asia 2024台湾で開催(2024年3月)される!

また、これまでの WordCamp などのグッズ提供もあった。
WordCampとは、WordPress に関する大きなイベント。500名、1000名規模で開催されたりしている。



以下、筆者が聞いて理解した内容を筆者なりに補足しながらメモしたものです。したがって発表者の意図した説明でない可能性があるかもしれない点はご留意ください。また # から始まる内容は、筆者の感想的なものになります。

振り返りLT by Shusei Toda




WordCampは WordCamp Tokyo, Kansai など地域別にしていたが、それより一段上のアジア大陸での位置づけで開催された。これは、WordCamp US, WordCamp Europe に続いて3つ目にできた大きなイベント。WordCamp Asiaの発表は動画で公開されている。日本語字幕はもう少しまつと、WordPress TVで公開されるはず。

今回の WordCamp Asia は Scholarship の枠を設けて参加費すべてをフォローしてきてもらう枠を設けたとのこと。

# スポンサーに Googleが入っているのですね。Google AdSenseや広告系で WordPress が使われているからですかねぇ。

チーム内で20以上のグッズを作成した。


なぜ WordCamp をするのか。日本では知り得ない、あるいは普段体験できないことが体験できるから。さらに様々な人達と知りあいにもなれる

振り返りLT by 丸山さん



開催日についたが、前日にベンダー主催のプレイベントがあったことを知らずに参加できず失敗した。

日本からのブースは巨大なおみくじが目立っていたとのこと。

懇親会も「自由さ」があって楽しかった(短い動画を再生)

振り返りLT by Hideokamoto



GetGenie という AI プラグインについて紹介したい。
SEO的なキーワードやタイトルをいれると、そこから記事を生成してくれる(日本語対応)

もちろん記事内容をチェックしないと公開するの危ないが、参加になる記事を生成してくれるのでかなり参考にできるのではないか。

CMSの「C」とは一体なにかを考えてしまう。

アンケート内容を microCMSで管理している場合もある。レコード型のように加工前提のコンテンツ作成もある。

組み換え可能なコンテンツ(再利用可能なコンテンツ)を見せていくことが考えられる。

これを可能にするのが、 ChatGPT-4 の活用も注目すべきところである。

ChatWP という自分のブログを ChatGPTに学習させて回答させようという試みもある。

https://zenn.dev/kentarok/articles/a99e51079a8071 あたりが参考になりそう?

WordCamp Asiaスピーカー振り返りトーク by 石川さん・大串さん・Hideokamoto



パネルディスカッションでは、オープン的な質問を受けるときが非常に大変だった。

マルチバイトのデータをインポートしたときに、表示が崩れてしまうような話をすると、同じマルチバイトを扱う国の人から、「そうそう、そういうことある」と後で言われたことをきいて、「ああ、そういうことは日本だけでなくあるんだー」と思った。

テーマ:セッションを応募したきっかけは、

1. 参加チケットの確保に失敗した(10分ぐらいで売り切れてしまった感じだった)
2. とりあえず応募してみようと何も考えずに応募
*様々な人に英語のチェックをしてもらった

# 発表用の英文(英語の上に日本語で読みを入れるとかも含めて)は事前用意するなど入念に準備をしたなど苦慮された点もあったが、やってよかったという感じ。1000人ぐらい入ることができるような部屋もあって、そうしたところでの発表は一般では体験できない得難いものとなったなど楽しそうだった。

テーマ:WordCamp Asia で喋ってみたい方にひとことお願いします

*WordCamp Asia 2023では日本人は3名発表した。次回は別の人に発表してもらいたいなーと思っている。

まだ WordPress にそこまで関わっていない人は、自分がしゃべるなんて恐れ多いと感じるかもしれない。また WordPress に深く関われば関わるほど、自分よりも上の人がいるので不安だと思うかもしれない。

自分が話したいと思うことは審査に落とされて、まぁこれも話してもいいかぁと思うほうが、審査に通ったりする(#スピーカーは審査がある)。

ネタとして、目新しい話でなくても共感できる内容でも面白くなってくる。あるいはコミュニティでの活動体験など、それぞれの WordCamp にテーマはあるにせよ、気軽に話すこともいいかも。

また英語ができなくても海外の WordCamp で発表する人もいるので、やりたいなと思ったら誰でも発表はできると思う。

写真を見ながらWordCamp Asiaを振り返ろう


WordCamp Asia で公開された写真(末尾あたりにある Share Your Memory)かなとおもったら、ちょっと違った模様。



WordCamp Asia 2023に参加した人たちが前に出て、当時の写真を見ながら振り返るというセッション。

コントリビューターDAYはみんな真面目だった。

発表場所については、小さいといってもホテルのホールぐらい広さがあった。大きいところは映画館のシアター並(製品の発表会をする場みたいない)だった。

海外の発表者は割と動くので写真を撮るのが大変だった。

MCの人も英語が得意でない人もいて、原稿を用意して読んでいる場合もあった模様

最後の Closing remarks ではその動画を皆で視聴。

WordCamp Asia 2020 が直前で中止したこともあって、3年越しに開催できたことはスタッフとしてはぐっと来るものがあった。

交流会(お菓子・飲み物あり)




マンゴーのポテトチップ風のお菓子があったり、


カナダのユニクロでかったシャツをきたカナダ在住の方(今回、日本への旅の途中で立ち寄ったとのこと)がいたりと、わずか1時間ではありましたが、楽しく歓談できました。

今後 WordCamp も対面になりつつあるので、WordPress Meetup も対面が復活していくことを願っております。

2023年3月18日 @kimipooh


2022年11月21日月曜日

【備忘録】Backwpup プラグイン 4.0.0 に起因するサイトエラーに対する対応について

2022年11月21時点で自身が管理する WordPress サイトがエラーで表示できないトラブルが出てきました。ブログやTwitterを見ていると、11月16日に Backwpup 4.0.0 へメジャーバージョンアップしたときkらのようですね。エラーログをチェックしていると、Backwpup プラグインの影響であることが判明。数日前に問題のある Backwpup 4.0.0 をリリースしたようです。

下記のプラグイン開発者の投稿を見る限り、本来含めるべきファイルを含めるのを忘れていたということでした。

エラーとしては、Fatal error : require(): Failed opening required  から始まって

wp-content/plugins/backwpup/vendor/composer/autoload_real.php on line 59

あたりまでような感じです。ファイルが読み込めないというエラーになりますね。


対処方法は?

まず現在問題は修正され、Backwpup 4.0.0 として公開されています。この時点で新規インストールする場合には、問題ありません。

問題のある Backwpup 4.0.0 へアップデートやインストールしてサイトがエラーになる(キャッシュの影響でサイトはエラーになっていない場合もあります)、あるいは管理画面にログインしようとするとエラーになっている場合には対処が必要です。

  1. FTPやSSHなどでサーバーに直接アクセスし、WordPressをインストールしたフォルダの wp-content/plugins/backwpup フォルダを別の場所に移動するか削除します。
  2. これで WordPress が正常に表示されていると思うので、管理画面にログインして、再び backwpup をインストール&有効化します。

上記の方法であれば、Backwpup に設定した以前のバックアップ設定はそのまま表示されているはずです。

参考:https://wordpress.org/support/topic/4-0-0-crashed-multiple-sites-again/


2022年11月21日 @kimipooh

2022年1月29日土曜日

[福井] Fukui WordPress Meetup #15 - サイトの表示速度改善 & 壊して戻そうバックアップと復帰の手順 の会 に参加して #wpfukui #wordpress

 

プログラム:https://www.meetup.com/ja-JP/Fukui-WordPress-Meetup/events/283042791/

今回は、仕事で利用しているさくらインターネットのレンタルサーバーを扱うということで、参加しました。筆者は、サーバー管理者をしていることもあり、皆さん、サーバーのバックアップや復元をどのようにされているのか、考えているのかも知りたいところですね!

WordPress 5.9(フルサイトエディティング機能が実装、これは昨年参加した Kansai WordPress Meetup で体験した)がリリースされたばかりの模様(2022年1月26日)。これについて Meetup が開始されるまで雑談されてました。

以下、各セッションについては筆者が聞いて理解・体験した内容の備忘録です。

「壊して戻そうハンズオン」前半 … サイトのバックアップと破壊編


バックアップ方法は下記のようにいくつか方法がある。しかし重要なのは、「いかに簡単に復元できるか」ということ。

  1. FTP/phpMyAdmin等で手動
  2. プラグイン
    1. All-in-One WP Migration(有償版にしないと使いづらい / uploadの容量制限等がある)
    2. UpdraftPlus今回これでハンズオンにつかう / ドメインを変更する場合には有償版が必要)
    3. BackWPup(バックアップに特化、復元作業は煩雑)
  3. ホスティング業者のバックアップサービス

UpdraftPlusを使ったバックアップとサイトを壊すハンズオン


下記のように、UpdraftPlus プラグインをインストールして、有効化

設定 > UpdraftPlusバックアップを選択

「今すぐバックアップ」ボタンを押してバックアップ
*WordPress フォルダ内にバックアップされる

バックアップができると、「既存のバックアップ」の項目にある5つのボタン「データベース」「プラグイン」「テーマ」「アップロード」「その他」をそれぞれクリックします。

すると下図のようにダウンロードできるようなウィンドウができるので、ダウンロードボタンを押して端末にバックアップデータをダウンロードします。

そして下記のように5つのバックアップが存在することを確認します。

壊す前のサイトトップ画面


そして WordPress を壊します。
まずはさくらインターネットのクイックインストールを使った場合、下図のパッケージに表示されているのでアンインストールします。

次にデータベースも削除します。



これで完全に消えたということになります。

表示速度改善のヒント


サーバー自体のレスポンスが遅く表示が遅い場合には、サーバーのプラン変更やサーバー変更などをするのは大前提。

Google の PageSpeed Insights は、LCP(First Contentful Pain) やCLS(Largest Contentful Paint)、画像フォーマット(次世代フォーマット(webp)で配信しているか等)など最新の評価項目がでているため、評価情報がガラリと変わっている。JQueryは重い。また読み込み時にレイアウトが崩れていると評価が低くなる。

単にサイト表示が速いだけでは高得点にはならない。
表示速度が早くても画像の軽量化をしていない場合などは、点数が伸びない。

また読み込みを遅延する、Native Lazyload(WordPress 5.5から標準サポート)を導入する。head にいれたものを footer に持ってくるとか(jQuery系には影響がでるので、そのあたりは対応が必要)。

WebP への変換(WebPはかなり圧縮率が良い。ただしアイコンなどの場合には逆に増えてしまうこともあるので注意)
Google:https://squoosh.app/
TinyPNG: https://tinypng.com/
WebP Converter for Mediaプラグインを使う。

いろいろ対応すると 95%を超えることもできる。

WebP Converter for Mediaプラグイン:

https://ja.wordpress.org/plugins/webp-converter-for-media/ を使えばメディア画像を WebPに変換できる。
こちらで重要なのは、利用している Webサーバの仕組みが、 Apache(.htaccessが使えること)かそれ以外(NGINX)によって、設定変更が必要だということ。デフォルトは、Apache(.htaccess)が利用できる(さくらインターネットのレンタルサーバ含む)設定となっている。


プラグインインストール後、設定の末尾にある 「Regenerate All」ボタンをクリックして変換をする。

私の持つサイトの一つのケースでは下記のようにそれなりに圧縮できた感じ。

実際の Chromeの要素の検証(Develoer Tools)で png 画像が webpとして読み込まれていることを確認

元を図り忘れてしまったこと、もともと重いサイトだったことを加味すると、まぁそれなりの効果はでているかもしれない。

質疑応答
  • 画像の Alt を設定していないとどうなるか
    • アクセシビリティが悪くなるので、かなり評価が下がる。ChromeのLighthouse 拡張機能を使えば、ユーザ補助の項目がアクセシビリティとなる。
  • 外部画像の読み込みが遅い点はどうしたらよいか(アフィリエイターの視点)
その他の質問応答
  • テーマのテスト環境用のローカル環境は wp-env がおすすめ

「壊して戻そうハンズオン」後半 … サイトの新規作成とバックアップからの復帰編

インストールしたフォルダと同じところに復元する必要がある。
これがわからなくなった場合、先程バックアップしたファイルのうち、 gzip圧縮されたものを展開してファイルをテキストエディタで開くと情報が書かれている

クイックインストールを開始

インストールURLは、壊したサイトのものを選べばよい(まだ残しているなら)。ドメインごと消してしまっているなら、ドメインを新規作成して以前と同じフォルダを指定。データベース作成ボタンから、データベースは新規作成する。こちらは新しい名前でも構わない。

これで WordPressにログインできるようになったはずなので、再び UpdraftPlus プラグインをインストールし、有効化する。



「既存のバックアップ」項目から「バックアップファイルをアップロード」リンクをクリックして、以前バックアップした5つのファイルをアップロードしましょう。



アップロードが終わるとその下に、「復元」ボタンでてきます。これをクリックします。

すると復元する項目がでてくるので、すべてチェックして「次」のボタンをクリックします。

うまくいけば、下記のように Restore successful! という成功のメッセージがでてきます。
その後、「UpdraftPlus 設定に戻る」ボタンをクリックします。

サイトが完全に復元データに置き換わっているので、つまりはユーザー情報も新しくなっていますので、ログインを求めてきます。そのためバックアップする前のユーザーでログインしてください。


うまくいけば、下図のようにもとに戻っていることが確認できるでしょう。
実際には他にもメディアや投稿、固定ページ等いくつか確認するとよいと思います。


質疑応答

筆者は、サイトリニューアルを依頼するときに、以前はMAMPのサイトクローンをいれてデザイナーの人に渡してました(MacなどMAMPごと圧縮して手渡していた)が、いまはもうクローン用のデモサイトを立ち上げて使ってもらってます。

なお筆者はサーバー管理者でもあるので、CUIツールである WP-CLIを組み合わせて自動バックアップ、WordPress更新をしてます。

2022年1月29日 @kimipooh