2017年3月7日火曜日

【備忘録】WordPress 4.7.3 で修正されたメディアアップロードの中身

【備忘録】WordPress 4.7.1 よりメディアアップロード時のMIMEチェックにファイル本体のチェック機能が付与されていた・・・ で finfo_open 関数の問題でアップロードできないファイルが出てきた問題について、
にて、WordPress 4.7.3で修正されるよ〜という情報があったわけですが、実際にはどうなったのでしょうか。
をみても、原文にも書かれてません。
ならばとコードをチェックしてみました。


wp-include/functions.php
2316行〜2334行 ( wp_check_filetype_and_ext 関数内)

の部分ですね。
そして今回変更があったのは、 2322〜2333行でした。

変更前


If ($real_mime !== $type) {
  $type = ext = false;
}

finfo_open でアップロードされたファイルのコンテンツをチェックした上でのMIMEタイプ($real_mime)と、アップロードされたファイルの拡張子に割り当てられたMIMEタイプ($type)とが一致しなければ、セキュリティを理由のブロックしていました。


変更後


if ( $real_mime && ( $real_mime !== $type ) && ( 0 === strpos( $real_mime, 'application' ) ) ) {
    $allowed = get_allowed_mime_types();
    if ( ! in_array( $real_mime, $allowed ) ) {
            $type = $ext = false;
    }
}

  1. finfo_open でアップロードされたファイルの中身をチェックし、MIMEタイプデータ($real_mime)がある。
  2. 「1」のMIMEタイプ($real_mime)とアップロードされたファイルの拡張子に割り当てられたMIMEタイプ($type)と一致しない
  3. 「1」のMIMEタイプ($real_mime)データが「application」から始まる場合
  4. 「1」のMIMEタイプ($real_mime)が、WordPress のMIMEタイプ($allowed)に登録されていない

この4つの条件を「すべて」満たす場合のみ、セキュリティを理由にブロックする。

と変更されていますね。
つまり変更後は、このMIMEチェックがかなり限定されてますね。
  • アップロードしたファイルの中身と拡張子が一致しない場合、中身チェックのMIMEが application の時のみ、WordPressに登録されたMIMEかどうかチェックする

具体例


テキストデータ(sample.txt)の拡張子だけ pdfに変更(sample.pdf)し、これをアップロードしてみました。

  • finfo_open でのMIMEタイプは「text/plain」($real_mime)
  • アップロードファイルの拡張子に割り当てられたMIMEタイプは「application/pdf」($type)

となります。このケースでは、変更後にはアップロードできちゃいます。
なぜなら、「3」の条件に当てはまらないから(finfo_open でチェックしたMIMEタイプ が application で始まってないから)。

もちろん、今回紹介したチェックは finfo_open を使ったチャックの部分であり、それ以前に、WordPressに登録されたMIMEの拡張子以外はアップロードできないようチェックがあります。
なので、sample.jpeg2002 とか適当な拡張子にしてもアップロードはできませぬ。
まぁただ、 sample.png を sample.txt にしてもアップロードできちゃいますけどね、、、このあたりは WordPress 4.7.1以前に戻ったよ〜って感じでしょうね。

2017年3月7日 @kimipooh

2017年2月27日月曜日

9年ぶり!京都で WordCamp Kyoto 2017 が開催!

WordCamp Kyoto 2017 が 6月24日、25日に京都大学で開催されることが公開されました! 当時にセッション登壇者の募集も始まりました。もちろん運営メンバー(実行委員)も募集されています。


WordCamp は WordPress 公式イベントであり、様々な方々がイベントに集まってきます。是非この機会に自らの裾野を広げてみては?と思います。

関連情報



2017年2月27日 @kimipooh

2017年2月14日火曜日

【備忘録】JetPackプラグインの「タイルギャラリー」の落とし穴に注意!

WordPress の JetPackプラグイン内にある「タイルギャラリー」について、ちょっと特殊な問題が起こって解決したのでメモっておきます。

制限サイトではギャラリーが表示できない


制限サイトとは、IPアドレス制限やパスワード制限されたサイトのことです。
よく準備中のサイトって一部メンバーのみチェックのために、そういった設定にしていることはありませんか。

どうやらその場合には、タイルギャラリーのギャラリーデータの画像が表示できないようです。このタイルギャラリーは、WordPress.com の CDNを通じて提供されており、画像としては ***.wp.com で生成された画像を表示することになります。制限されたサイトでは、生成された画像が GETできない(400エラー)となります。制限を解除して、キャッシュ系プラグインやシステムがあるなら、キャッシュをクリアすると問題なくでます。

以上から、WordPress.com 側がサイトの画像から直接データを取得してコンバートして CDN として提供しているのじゃないかなーと思います。なので、サイトへのアクセスが制限されていると画像が取得できなくて生成できないのかなぁと。

ただ一度サイトのアクセス制限を解除してタイルギャラリーができあがれば、再度サイトのアクセス制限をしてもギャラリーは残ります。

でも毎回やるの面倒だよ〜


その場合には、WordPress.com からのサイトへのアクセスを許可すればいけました。IPアドレスの細かい範囲は分からないので、パスワード保護されたWordPressを WordPress.com で管理するためには で以前調べた Automattic社の IPアドレス群をまるごと許可しました。
  • 192.0.64.0/18
ですね。実際に CDNは、 i0.wp.com とか i1.wp.com とかいくつかあるようで、それらはカバーしてそうです。BASIC認証をしているなら

Nginx
     satisfy any;
     auth_basic  "Hogehoge---";
     auth_basic_user_file /hogegegege/.htpasswd;
     allow 192.0.64.0/18;

Apache
   Order Deny,Allow
   Deny from all
   Allow from 192.0.64.0/18;
   AutoType Basic
   AutoUserFile  /hogegege/.htpasswd
   require valid-user
   Satisfy Any;

のように、Satisfy Any で OR条件にした上で、IPアドレス許可を追加すればいけまーす。

2017年2月14日 @kimipooh

2017年2月9日木曜日

【備忘録】WordPress の古いバージョンもセキュリティメンテナンスリリースされているけど、安全なのか

ちょっと内輪で質問されたことを受けて、調べてみても情報がなかなか見つからなかったので、フォーラムで質問してみました。皆さんからいろいろ回答頂いてやりとりしていたのですが、調べていくうちに、Make WordPress Core の Handbook に回答を見つけました。忘れない内にメモっておきます。

最新版以外は非推奨


つまりは結論的にはそうだったのでした。
確かに WordPress バージョン一覧(WordPress Codex 日本語版)をみると、WordPress 4.7.2 がリリースされた 2017年1月26日付で、WordPress 3.7以降のすべてのバージョンのマイナーバージョンがリリースされています。過去バージョンも、https://wordpress.org/download/release-archive/ よりダウンロード可能です。
WordPress.org フォーラムのモデレーターも、フォーラムにて、WordPress 4.6.2は 4.7.1(同時にリリース)のセキュリティフィックスをすべて含んでいるよという発言をされてます。

しかしながら、上記ダウンロードサイトの冒頭にも書かれていますが、
のSecurity項目の冒頭を抜粋すると

== 抜粋 ==
In the case of a purely security release, all patches should be created well ahead of time. Different patches may be necessary for trunk and stable branches. Currently, we make an effort to back port patches to all versions of WordPress that support autoupdates (3.7+). However, back porting patches is not always possible and those versions of WordPress are not officially supported as a result.
========
のように、自動更新を実装した WordPress 3.7以降のすべてのバージョンについて、可能な限りセキュリティリリースをするよう務めるけれど、すべてをフィックスできるわけではないし、公式にサポートいません。

と書かれているではないですか。
となると公式にサポートされている最新版以外は非推奨。ってことなのですよね。
確かに 一つ前のバージョンぐらいは全部フィックスされる可能性は高いですが、しかし保証されているわけではないのでアップグレードして対応するのが推奨ってことですねぇ。



なるほど〜って思った今日この頃でした。

P. S.
いろいろな事情でメジャーバージョンアップできないケースも多々あると思います。WordPressでは 3.7というかなり古いバージョンも、できる範囲でしょうが頑張ってセキュリティフィックスされている開発者の皆様には脱帽です。


2017年2月9日 @kimipooh

2017年1月13日金曜日

【備忘録】WordPress 4.7.1 よりメディアアップロード時のMIMEチェックにファイル本体のチェック機能が付与されていた・・・

あれ、PDFやPPTXがアップロードできなくなってる、、、って思って調べてみた所、つまりはそういうことだったのです。風邪引いてフラフラなのにマイナーバージョンアップで久々にデカイ変更されたなーという感じです。

wp-include/functions.php
2323行〜2333行 ( wp_check_filetype_and_ext 関数内)


のコードが、付与されていたってことです。

何が違うの?

2016年12月28日水曜日

【備忘録】WordPress で特定カテゴリーに限定した月別アーカイブの出し方

特定カテゴリの月別アーカイブを表示したいです(WordPerss.org フォーラム)に触発されて、久々にSQL文にチャレンジしたと思っていろいろやっていたら出来たようなので、メモっておきます。なお考えたのはデータの取得までで、表示は上記フォーラムのものをそのまま使っています。

最初にコード全体を見せて、次にそれぞれの説明をしていきます。

参考情報




コード


青文字が考えた部分です。それ以外は変更していません。

<?php // カテゴリーなし(slug名)のみの月別アーカイブ表示

$year_prev = null;
$slug = 'カテゴリーなし';

// 日本語のエンコード処理
$slug = urlencode($slug);
// エンコードした場合、%が入る。SQLでは %は %% とエスケープが必要
if(preg_match("/%/", $slug)):
  $slug = str_replace('%','%%', $slug);
endif;

// SQLクエリ
$query = $wpdb->prepare("SELECT DISTINCT MONTH( post_date ) AS month ,
YEAR( post_date ) AS year,
COUNT( id ) as post_count FROM $wpdb->posts
WHERE post_status = 'publish' and post_date <= now( )
and post_type = 'post'
and id IN(
SELECT object_id FROM wp_term_relationships
WHERE term_taxonomy_id = (
SELECT term_taxonomy_id FROM wp_term_taxonomy AS tt
INNER JOIN wp_terms AS tm ON tt.term_id = tm.term_id
WHERE tm.slug = '%s'

)
GROUP BY month , year
ORDER BY post_date DESC",$slug);


$months = $wpdb->get_results($query);

foreach($months as $month) :
$year_current = $month->year;
if ($year_current != $year_prev){
if ($year_prev != null){?>
</ul>
<?php } ?>
<h3><?php echo $month->year; ?></h3>
<ul class="archive-list">
<?php } ?>
<li>
        <a href="<?php bloginfo('url') ?>/<?php echo $month->year; ?>/<?php echo date("m", mktime(0, 0, 0, $month->month, 1, $month->year)) ?>"> <span class="archive-month"><?php echo date("n月", mktime(0, 0, 0, $month->month, 1, $month->year)) ?></span> </a>
</li>
<?php $year_prev = $year_current;
endforeach; ?>
</ul>

以下、青色部分について説明していきたいと思います。

2016年12月8日木曜日

【備忘録】StaticPress プラグインを BASIC認証下の WordPress サイトで利用する場合の注意点

まぁ既出の問題らしいのですが、プラグイン本体の書き換えが必要なので、その方法をメモ。問題は下記で報告しておきました。


問題


WordPress 4.7で確認。
Basic認証しているサイトの場合、 StaticPress の BASIC認証のオプション設定をしたとしても、HTMLファイルが出力されない。

修正


includes/class-static_press_admin.php

static public function basic_auth(){
// return get_option(self::OPTION_STATIC_BASIC, false);
return 'ID:PASS(BASE64への変換が必要)';
}

と直接 BASIC認証のデータを ID:PASS でBASE64エンコードで入れるというもの
Macをお使いなら、ターミナルから

echo 'hogehoge:hogegegege' | base64

でBASE64エンコードできます。
あるいは
などのウェブサービスをつかうとよいです。

2016年12月8日 @kimipooh